長井ウォーキング 3月4日(土)
主催;長井海の手公園パートナーズ
協力;地域の未来を考える会 WAFA (ワッファ)
2018年度から開催の【長井・荒崎エコツアー】のプレイベントとして開催の長井ウォーキング
長井の歴史に詳しい久保木先生をお迎えして、
一般参加者、地元参加者、サポート隊合わせて総勢28名、
楽しくも真面目に長井を味わって歩きました♪
午前10時、ソレイユの丘をスタート!
先ずは、長井の最高地点である『経塚』に上ります。
昔、争いの時に経巻を埋めたと云われていますが、発掘調査では経巻は出土せず、前方後円墳ではないかとも考えられています。
八角形の建物は米軍長井ハイツ時代の給水塔で、今では倉庫になっています。
この場所は『給水塔の丘』とも呼ばれていて、全周田園風景が広がり、西には伊豆・富士・丹沢、東に房総の山々、南に伊豆大島、北には大楠山・武山が臨めます。
が!本日は曇り空、、、
ということで、快晴の『給水塔の丘』からの眺め
経塚の前で記念撮影☆
みんな良い笑顔ですね〜♪
経塚から下りたところが『飛行場跡』
現在はソレイユの丘第2駐車場となっているこの辺りは、大東亜戦争末期に飛行場の滑走路として平らに造成された場所です。終戦後は米軍住宅『長井ハイツ』となっていましたが、返還後はソレイユの丘・駐車場・航空自衛隊施設となっています。
航空自衛隊施設のフェンス沿いに歩きます。
詳しくは書けませんがここは、時と場合によっては防衛の要所のひとつとなります。
長井の住宅地を行くと、梅の花がきれいに咲いていました♪
そして、長井コミュニティセンターでトイレ休憩♪
長井の谷戸を通って、『長徳寺』
長井で最も古い寺で、長井という地名の由来になったと伝えられています。
通称『ぽっくり地蔵』
その名の通り楽に逝きたいという願いを聞いてくれる
お地蔵さまとして親しまれていますが、実は阿弥陀如来像と云われています。
坂道を下ると、菜の花がきれいに咲いている畦道を歩きます♪
この辺りは谷戸の奥に田んぼもあって、完全無農薬の『ふんご米』を育てる田んぼプロジェクト活動をしているグループもあります。
『おこり石』
石が『怒る』のかと思われますが、『興る』や『起こる』の意味らしいです。
そして海岸に出てきました『漆山漁港』
漁船の向こうに富士山がうっすらと見えています♪
長井名産の『わかめ』
葉とめかぶ、分けて干すんですね。
『道切り』があるということは、ここが漆山と荒井の境目ということでしょうね。
道切りに関しては、後ほど。
『熊野神社』
鳥居から沖に向かって磯が伸びていて、まるで海の参道のようですね。
『ごんげんさま』と親しまれている長井の総鎮守
一昨年、五十七年振りに本宮神輿が公開され長井全町の祭り復活に向けた活動が成されています。
例大祭の7月15日には、長井の民俗芸能『飴屋踊り』が奉納され大きな賑わいとなります。
『長慶寺』
通称長井の観音堂と呼ばれている古刹で、本堂の天井に龍が描かれています。
荒井の『道切り』
疫病や災厄が里に入ることを防ぐための習俗で、現在では長井の荒井のみで伝承されている貴重な民俗遺産です。
しめ縄に藁の蛇・太刀、・草履、木製のサイコロが取り付けられ、荒井に通じる里境の3ヵ所に張られます。
『観音像の庚申塔』
奥にある像、通常の庚申塔には青面金剛象が祀られることが多いですが、ここでは観音様で、とても興味深いですね。
刻字は「聖面金剛童子」となっており観音様特有の頭上の化仏が損傷しているのが残念です。
最後の海軍大将といわれた井上成美邸へ寄りました。現在は個人の御宅となっていますので写真は掲載しません。
井上大将は戦後、長井で子供たちに英語や音楽を教えておられたそうですが、その井上学校の第一期生だった方がこの長井ウォーキングに参加されていて、何か胸に迫るものがありました。
もうソレイユの丘の近くまで来ています。
この辺りの農地には柵の柱よりかなり太いパイプのようなものが立っていて何だろう?思ったら、ガス抜きの管だそうです。
複雑で急峻な地形を埋め立てて、なだらかな農地を造成したんですね。
その記念碑には、埋め立て前と埋め立て後の地形をレリーフにしたプレートが収まっていました。
長井の人・物・事・絶景に出会う、2時間ちょっとの歩き旅【長井ウォーキング】
1歳2ヶ月から82歳まで多彩な参加者と、博識な久保木先生の解説、ソレイユの丘スタッフさんに支えられて、本当に楽しく意義深い歩き旅でした!
お疲れさまでした。そして、ありがとうございました!
今回の経験を糧に、『長井・荒崎エコツアー』開催に向けて、活動を一層充実したものにするため励んでいきたいと思います。
今後とも、お楽しみに〜 ♪ (^^)/
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posted by ワッファ! at 21:51|
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